野村不動産四ツ橋ビル
- 物件名
- 野村不動産四ツ橋ビル
- 施工年
- 2022年
- 所在地
- 大阪府大阪市西区
- 施工
- 株式会社デバイス
- 延床面積
- 17,291m²(5,231坪)
- 基準階面積
- 797m²(241坪)
- 建物竣工
- 1991年
【導入経緯】
すでに高効率な空調機器や照明機器が導入されていた野村不動産四ツ橋ビルでは、さらなる省エネ化を目指し、新たな対策が求められていました。
【実施内容】
2020年に1フロアで「トロポス」を試験導入し、その後2021年11月から4か月間にかけて基準階すべてにご採用頂きました。
施工は入居中のテナント様の状況を考慮し、土日のお休みを活用して「居ながら工事」を実施。日常業務への影響を最小限に抑えながら、スムーズに完了しました。
【トロポス仕様】
・型番:TRV2-LD-A
・ガラスユニット1枚の代表サイズ:W1850㎜ × H1560㎜
【結果】
・冬季の空調設定温度を1~3℃省エネ設定に変更できるようになりました。
・外部の交通騒音が大幅に軽減されました。
→防音効果により外部の騒音を効果的に遮断し、静かな環境が保たれました。
・空調設備更新時のダウンサイジングを実現しました。
トロポス設置による断熱性能の向上により、室内から屋外へ逃げていく熱を79%カット(104 → 22W/㎡)。
これにより、室温を一定に保つために必要な暖房エネルギーを低減することができます。
また断熱性能の向上は、窓面で冷やされた空気が足元に流れる「コールドドラフト」の解消、結露の軽減、室内上下温度差の少ない空間(快適性向上)、暖房立上り時間の短縮といった効果をもたらします。
トロポス設置による断熱・遮熱性能の向上により、屋外から室内へ流れ入る熱を79%(43 → 9W/㎡)、日射熱の侵入を42%(315 → 182W/㎡)カット。 これにより、室温を一定に保つために必要な冷房エネルギーを低減することができます。
また遮熱性能の向上は、日射が差し込む窓際の“じりじりとした暑さ”の軽減や、窓付近と室内中央部の温度差が小さくなる等の快適性と省エネ効果の向上に貢献します。
※ 上記の断熱・遮熱性能は、ガラスとサッシ面を含む窓全体としての実測値です